R029(順列エントロピー)はIS平均+2.3pip。統計的な偏りは検出されたものの、スプレッド+スリッページ(約3pip)に届かず、 コスト控除後にエッジが消えました。R051(H4強体足モメンタム)に至っては、体比率×ATR比の 全25パラメータで平均がマイナス(最良でも−0.93pip/PF0.91)。H4の強い実体は「継続」ではなく「過伸び→平均回帰」のサインでした (将来は逆張り方向で再検討の余地)。
R078(D1単発ショック後の反発)はIS PF2.37と有望でしたが、OOS(2025)でPF0.80に崩壊。 WFAも後半4連敗で、BoJ利上げ局面の構造変化が疑われました。 R031/034(HAR+ロンドン)はOOSで−7〜−11pip。 R040(月末USDリバランス反転)はISで機能するもOOS PF1.02で崩壊。 いずれも「IS/Valで輝き、地合いが変わると消える」レジーム依存です。
平均(mean)がプラスでも中央値(median)が負なら、それは少数の大当たりに依存したテール駆動の幻 (例:R116 CUSUM)。当研究所は両IS半スクリーニング+medianチェックを標準化しています(Discovery 24/26)。
R121(ゴトー日の仲値リバーサル)は主テストでIS D=+1.25pip(予測と逆符号)・p=0.503の完全null。 仲値効果はスプレッドに吸収されるか、判定時刻以前に完結していました(Discovery 30:M1データ上で検出不可能)。 R032(シンボルダイナミクス)もBonferroni補正後に全て非有意。 数を撃てばISでは“当たり”が出ます。それを発見と呼ばないための補正とNull Model比較です。
R108(ロンドンオープン指値ディップ・非JPY)はR107の指値構造をEURUSD/GBPUSDへ移植した32テスト。 IS平均がプラスだったのは4/32のみ・最大+0.80pip。ロンドンオープンの指値約定は逆選択になることを確認しました(Discovery 21)。 円キャリー以外のセッションでは、同じ構造が成立しませんでした。
R114-116(ボラレジーム遷移マイニング):vol拡張オンセット継続は前方分布をΔmean+2〜+5pip歪ませたものの、 時間帯別スプレッド控除後に減衰し、follow-up(R115)はVal逆符号。R117(合成USDファクター)は全セルでコスト負け。 Discovery 27:価格由来プロキシは効率の壁を越えられない——真の外部条件付けには非価格データが要る、という結論に至りました (その先は外部データとレジーム反転へ)。
R111(指値版EA設計・COMP-079B)はISでPF3.65(特定パラメータのみ)だが、Val PF1.03(劣化比0.28)で過剰適合棄却。 約定機構自体は健全(逆選択なし)で、エッジ本体がシグナル側に存在しないことを示しました(Discovery 22)。
コスト負け(R029/R051)/レジーム依存・OOS崩壊(R078/R031/R040)/ 偽陽性(R121/R032)/テール駆動(R116)/過剰適合(R111)。 「歪みがある」≠「エッジがある」。コスト・再現性・テールを通らなければ商品にはなりません。
すべてが永久棄却ではありません。R033(DFA Hurst)は有望なまま2025テスト未実施で保留(Revival候補)。 R109/110は部品(Component)2件を抽出済み。R114の軸自体は「歪みあり」で、機序駆動の事前仮説で再挑戦の余地があります。 研究所は四半期ごとに棄却済み研究を新ルール・指値化・新データの観点で再審査します。
「何を試して、なぜダメだったか」を死因ごとに残すことで、同じ失敗の再発を防ぎ、探索空間の地図を更新し続けます。
検証条件: 各研究はPythonバックテスト中心(多くはOOS2025封印維持)。掲載数値は各研究のEdge Certificate(棄却レポート)の実測値からの抜粋。 フォワードテストは実施しておらず、EAの配布もありません。
免責: 本ページは検証プロセスと棄却記録の開示を目的とした研究ノートです。投資助言ではありません。 バックテスト結果は過去データに基づくものであり、将来の利益を保証しません。FX取引には元本割れのリスクがあります。 図表はすべて実データ(検証レポート)からの再描画であり、生成AIによる作画は含みません。