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RESEARCH-135 検証ランク PLATINUM(88点) MT5 Strategy Tester 検証通過

木曜の下げ×月曜の安寄りが揃った週だけ、
東京時間に買う——年11回の低頻度ロジック

「週の途中(木曜)に下落し、週明け月曜の東京時間も安い位置で引けた」。この2条件が同時に揃った月曜だけ、 GBPJPYとEURJPYをGMT01:00に買い、1時間後に決済します。条件が揃わない週は一切取引しません(年約11回)。 MT5 Strategy Tester照合(ヒストリカル・2020.01–2026.06)でプロフィットファクター6.88・勝率80.6%・93取引・全6年黒字。 移動平均もRSIも使いません。プロトタイプEAを研究用に無償公開します。

対象 GBPJPY + EURJPY(2ペア) 取引 月曜 GMT01:00 BUY → 1時間後決済 頻度 年約11回(低頻度) 検証 MT5 Strategy Tester(ヒストリカル)2020.01–2026.06(Every tick)
MT5 Strategy Tester プロフィットファクター
6.88
ポート合算・現実約定(理想約定の理論値ではない)
勝率
80.6%
75勝18敗 / 93取引
純利益
+$4,679
$10,000 → 約$14,680(0.5lot・6.5年)

01このロジックは何をするか

監視するのは月曜の朝(日本時間10時=GMT01:00)だけ。直前の週の木曜が陰線 (前週のキャリー巻き戻しが終わっていない印)で、かつ月曜の最初の1時間が安い位置で引けた (売り圧力がまだ残っている印)。この2つが揃った月曜のみ、GBPJPY・EURJPYを買い、1時間後に必ず決済します。 条件が揃わなければ何もしません。だから1年に十数回しか動きません。

※ 時刻基準: 本戦略のEAはライブ環境ではUTC(TimeGMT)基準で時刻判定します。一方、MT5 Strategy Testerでのバックテストは時刻がブローカーサーバー時刻(IC Markets=冬季GMT+2/夏季GMT+3、DSTで切替)で評価されるため、バックテスト上の『GMT01:00』とライブのUTC 01:00は同一のクロックではありません。サーバー時刻・UTC・JST(=UTC+9、日本にDSTなし)の対応関係とDSTの影響は、現行コードと検証データで再確認中です。

「いつ跳ねるか」ではなく「いつ跳ねないか」を分けた

「下げ続けた後の月曜は跳ねやすい」だけでは“ありがちな逆張り”です。週途中の下げ(中期の売り未解消)と 月曜の低位引け(東京でも売り継続)という売りが残っている確証を二重に取れた時だけエントリーすることで、 過剰売りが巻き戻されやすい局面に絞り込んでいます(その背景を「東京時間のキャリー再開フロー」と解釈していますが、価格データだけでは参加者属性・注文フローは識別できず、これは観測されたドリフトを説明する作業仮説です)。

02MT5検証結果(現実約定)

以下はすべてMT5 Strategy Tester照合(ヒストリカル)・現実スプレッド(Every tick)の値です。Pythonの理想約定値ではありません。

MT5総合成績表:GBPJPY PF7.26・EURJPY PF6.39・ポート合算PF6.88、勝率80.6%、93取引、純益$4,679.49。
図1:MT5総合成績(GBPJPY+EURJPYポート合算)。出典:MT5バックテスト結果(ICMarketsSC-Demo, Every tick, 2020.01–2026.06, 0.5lot, 75勝18敗)。
R135の利益曲線。$10,000から約$14,680までほぼ単調に階段状で上昇。
図2:利益曲線(MT5 Strategy Tester約定ログから再構成)。$10,000 → 約$14,680(+約47%)。急騰ではなく階段状の緩やかな複利成長。出典:MT5 Strategy Tester照合約定ログ(93取引)。

年間約11取引と少ないですが、過去6.5年すべての年で黒字を維持しました。利益曲線は急騰ではなく階段状に積み上がります。

小標本に関する重要な注意

本戦略の総取引数は2ペア合算でも93取引(各ペア約50取引、年約11回)と少なく、小標本です。 PF6.88・勝率80.6%・全6年黒字といった数値は、小標本では偶然の上振れを含みうるため、点推定だけで強く評価すべきではありません。 本来は、PF・平均損益・最大DDのブートストラップ信頼区間トレード順序のモンテカルロ(並べ替えによる結果分布)破産確率(リスク・オブ・ルイン)を併記して評価すべきものです。これらの区間・分布の開示は別途予定しています。

03ペア別の内訳

ペア別MT5成績:GBPJPY PF7.26・勝率78.0%・50取引・最大DD15.4%、EURJPY PF6.39・勝率83.7%・43取引・最大DD10.6%。
図3:ペア別MT5成績。同一ロジックが2ペアそれぞれで機能し、合算でドローダウンが平準化(両ペアの統計的独立性は検定で確認していません。日次P&L相関 r≈0.63)。出典:MT5バックテスト結果。

ただし2ペアは同じ「月曜キャリー再開」現象の2つの窓であり、日次P&L相関は中程度(r≈0.63)。 完全な分散ではない点は正直に開示します。

※ 相関指標の注記: 本戦略は低頻度ゆえ取引のない日が多く、日次P&L相関はゼロ日に薄められてペア間の連動を過小評価しがちです。 2ペアの真の連動・分散効果は、同時取引ベース・週次P&L・非ゼロ日のみの相関に加え、テール依存(tail dependence=悪い日に同時に滑る度合い)といった複数指標と、その信頼区間で評価すべきです。r≈0.63は参考値の一つに過ぎません。

04Python理論値とMT5 Strategy Tester(ヒストリカル)の差(誠実な比較)

Python(理想約定・スプレッド2.0pip固定)ではPF37・平均+22pipという、より高い数値が出ます。 しかしこれは約定の現実を含まない上限値です。MT5 Strategy Tester照合(ヒストリカル)では月曜GMT01の薄商い帯で エントリースリップが平均+7.5pip生じ、平均利益は+22pip→+15pip(残存率約68%)、PFは37→6.88に収束します。 決済側のズレはほぼゼロ・方向一致率100%で、乖離は「エントリー時のスプレッド」に限定されることをトレード単位照合(Gate 8B)で確認済みです。 公開数値にMT5の6.88を使うのはこのため。Python37は参考の理論上限に過ぎません。

05弱点(必ずお読みください)

正直な注記

1. 低頻度: 年約11回。資金を遊ばせる期間が長く心理的に続けにくい。
2. 円キャリー依存: 本質は円キャリー再開フロー。この地合いが消えればエッジも消える(自動検知機能はEAにない)。
3. エントリースリップ: 高ボラ期はスプレッドが開き、想定より不利な価格で入る。
4. 2ペア相関: GBPJPYとEURJPYは同じ「月曜キャリー再開」現象の2つの窓で、日次P&L相関 r≈0.63と中程度の連動があり(独立ではない)、悪い月曜は両方滑ることがある。

063段階評価とEA公開

研究用: ◎ 統計的根拠・機序ともに明確。/ デモ運用候補: ◎ MT5現実約定で6.5年黒字。デモ観察を推奨。/ 実運用候補: ○ 条件付き(低頻度と円キャリー依存を理解の上、まず自分のデモで3ヶ月確認を)。

プロトタイプEA(研究用・無償)を公開します。完全な資金管理は未実装の検証・学習用です。 過去の成績は将来の利益を保証しません。FXはレバレッジにより損失が預入額を超える可能性があります。本記事は投資助言ではありません。

※ スコアに関する注記: 「Platinum(88点)」は当研究所の内部評価区分です。本ページ単体では配点の内訳・各項目の減点理由・レビュアー・判定日・証跡へのリンクは掲載していません。 これらの採点根拠は別途公開予定です。点数だけが独り歩きしないよう、上記の小標本・約定・相関に関する注記と併せてご判断ください。

検証済みの研究記録

理想約定の数字でなく、MT5 Strategy Testerで再現したロジックだけを公開する。

当研究所は、すべてのロジックを現実約定モデルとMT5 Strategy Tester照合(ヒストリカル)で再検証し、再現したものだけを研究記録として公開します。 本ロジックは note 記事(検証データ・プロトEA付き)でも公開予定です。

※ 本検証の「現実約定」はスプレッド・スリッページ・遅延を織り込んだ近似モデルです。commission・swapは口座差が大きく、未反映分は成績の上振れ要因になりえます。

項目計上備考
スプレッドあり時間帯別の実測スプレッドを適用(現実約定モデル)
スリッページあり(モデル)約定モデルで考慮
約定遅延あり(モデル)遅延を考慮
手数料(commission)要計測(未確定)口座・ブローカーにより異なり、本検証では完全反映していない近似
スワップ(swap)要計測(未確定)保有時間に応じ発生。本検証では完全反映していない近似

検証条件: プラットフォーム=MetaTrader 5 / EA=R135_ConnDOWN_G0pos_Portfolio_GateB / ペア=GBPJPY・EURJPY / 時間足=H1(D1判定併用)/ 期間=2020.01.01–2026.06.12 / ブローカー=ICMarketsSC-Demo / テストモデル=Every tick / 初期残高=$10,000 / レバレッジ=1:100 / スプレッド=実スプレッド / ロット=0.5固定 / 検証通貨=USD。 掲載数値はMT5 Strategy Tester(ヒストリカル)バックテストの実測値です。デモ/リアル口座でのフォワードテストは実施していません。

免責: 本ページは検証記録の開示を目的とした研究ノートです。投資助言ではありません。 バックテスト結果は過去データに基づくものであり、将来の利益を保証しません。FX取引には元本割れのリスクがあります。 図表はすべて実データ(MT5バックテスト結果・実約定ログ)からの再描画であり、生成AIによる作画は含みません。