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用語集 — 指標・検証用語

当研究所のレポート・記事で用いる指標と統計用語の定義です。各指標は戦略の頻度・市場・サンプル数に依存するため、単一の閾値で良否を断定せず、サンプル数Nと信頼区間を併せて評価します。

PFpipPFRFDD SharpeDSRWFAMC ISValOOSNull Model Gate現実約定モデルフォワード
プロフィットファクターPF (Profit Factor)
PF = 総利益 ÷ |総損失|(総損失の絶対値で割る)。1.0で損益分岐。サンプル数が少ないと過大に振れます。
pipPFpip-based Profit Factor
損益をpips(ロット非依存)で集計したPF。金額ベースPF(ロット・通貨・複利に依存)と区別する主指標として用います。
リカバリーファクターRF (Recovery Factor)
RF = 純利益 ÷ 最大ドローダウン。ドローダウンに対する利益効率の参考指標。
ドローダウンDD (Drawdown)
資産曲線のピークからの下落。MT5レポートでは balance/equity ベース、absolute / maximal / relative の区別があります。当研究所が主に参照するのは equity ベースの最大DD率(maximal/relative相当)。DDは過去の最悪ケースであり、損失の上限ではありません(ギャップ・滑りで超過しうる)。
シャープレシオSharpe Ratio
リターンのばらつきに対する効率。= (リターン − 無リスク利率) ÷ 標準偏差。MT5 Strategy Testerが出力する値は年率換算・無リスク利率の調整を行っていないため、一般的な日次年率Sharpeや他資産のSharpeと直接比較できません。低頻度・少標本では不安定になります。
デフレーテッド・シャープレシオDSR (Deflated Sharpe Ratio)
試行回数(探索した戦略・パラメータの数)を織り込んでSharpeを割り引いた指標。多重検定による「まぐれ当たり」を補正します。現実約定モデル上で算出したもののみ有効とします。
ウォークフォワード分析WFA (Walk-Forward Analysis)
学習窓と検証窓をずらしながら繰り返し検証する手法。「N/N窓すべて黒字」と表記する場合、窓長・重複率・再最適化方法・合格基準を併記し、重複窓は独立した試験として数えません。
モンテカルロMC (Monte Carlo)
トレード順序やパラメータをランダムに揺らして結果分布を作り、最大DDや破産確率の幅を評価する手法。
学習期間IS (In-Sample)
仮説の構築・最適化に用いる期間。Gate 0で事前登録し、研究中は固定します。
検証期間Val (Validation)
IS後、OOS前の独立検証期間。
アウトオブサンプルOOS (Out-of-Sample)
研究開始時に封印し、結果を見た後の条件変更を禁止する未見期間。一度見た期間は未見データではありません。後続研究は新規ホールドアウトまたはフォワードを用います。
ランダム戦略比較Null Model
同じ期間・同じ頻度のランダム戦略を多数(1,000回以上)シミュレートし、その分布の上位に入らないロジックは偶然と見なして棄却します。N・順位・経験的p値を併記します。
検証ゲートGate 0–12
公開・提供までに順番に通過する13段階の審査。Gate 12(3ヶ月以上のフォワード)は最上位(Platinum+)の品質条件です(※フォワードは品質指標であり、有償提供の必須前提ではありません。各商品のフォワード状況は個別に明記します)。
現実約定モデルRealistic Fill Model
時間帯別の実測スプレッド・約定遅延・スリッページを織り込んだ評価モデル。リクオート・注文拒否・部分約定・スワップ・手数料までを完全に再現するものではなく(未反映項目は各レポートに明記)、実ライブの完全再現ではなく近似です。
フォワードテストForward Test
過去データではなく、実環境での先行運用(デモまたはリアル口座)。「MT5 Strategy Tester照合(ヒストリカル)」「デモフォワード」「リアル口座フォワード」を厳密に区別します。

各指標は参考レンジであり、戦略頻度・市場・サンプル数に依存します。本用語集は随時更新します。