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RESEARCH-101〜106 全棄却 — 102テスト / 0通過

6研究・102テストを事前登録して、
全て棄却 した記録

「月曜キャリー再開ファミリー以外に本物のエッジはないのか」——その問いに答えるため、 H1セッションパス形状・クロスペア乖離・オプションカット効果・早朝逆流・D1連続モメンタムなど 6つの独立した仮説空間に踏み込みました。102のテストを事前登録し、OOS2025を封印したまま検証。 結果は102テスト全棄却。しかし全滅から見えた共通死因が、当研究所の統計制度そのものを変えることになりました。

対象 GBPJPY / EURJPY / USDJPY ほか 時間軸 M15 / H1 / D1(研究により異なる) 死因 IS有意 → Val(2023-08以降)消滅(支配的死因) 検証 2020–2024 / OOS 2025は全研究で封印維持
総テスト数
102
6研究・事前登録済み / 全てGate 3不通過
最近接候補(R102 AsiaLondon C2)
p = 0.0037
Bonferroni閾値0.0031に僅差届かず棄却(IS/Val両方向で有意水準維持)
OOS 2025
封印維持
全6研究でGate B未到達・未開封

01なぜこのキャンペーンを立ち上げたか

当時の生き残り研究は、ほぼ全て「月曜GMT01:00 JPYキャリー再開ファミリー」に集中していました。 一つの現象に依存した会社は、そのレジームが消えれば全滅します。 「ファミリー外の本物のエッジが存在するか」を組織的に検証するため、6つの独立した仮説空間を設定し、 各研究で事前登録・内部Bonferroni補正・OOS封印のプロトコルを適用しました。

探索空間:M15セッションパス形状のクラスタリング(R102)、クロスペア乖離の平均回帰(R101)、 オプションカット時刻のピン止め解放(R103)、GMT02〜04の逆流SHORT(R104)、 USDJPY D1連続モメンタム(R105)、前日引け位置フィルター(R106)——全て独立した機序仮説です。

026研究それぞれの死因

個別の検証結果を示します。全6研究でGate 3(Edge Certificate)が発行されませんでした。

出典:RESEARCH101〜106各棄却レポート(IS 2020–2023 / Val 2023-08〜2024。OOS 2025は全研究で封印維持)
研究仮説概要最良候補IS avgVal avg主な死因
R101H1クロスペア乖離×源泉分解div継続(逆方向) −2.7p−3.1p回帰せず継続・Val以降消滅
R102M15パス形状 k-means(8クラスタ)AsiaLondon C2 LONG +5.7p+6.7pBonferroni僅差落ち(p=0.0037 vs 閾値0.0031)
R103オプションカット(GMT06/14/15/16)ピン止め後解放LONG +3〜4p逆転Val消滅・ピン止め逆効果
R104GMT02〜04巻き戻しSHORT全テスト ≈0p≈0pドリフト皆無(GMT01フローは巻き戻されない)
R105USDJPY D1継続モメンタムF2b(連続2本DOWN→SHORT) +16p崩壊IS p>0.05(非有意)・Val崩壊
R106前日引け低位位置(g0_pos<0.40)全日F3b +7〜8p月曜除外でIS消滅月曜キャリー効果で汚染(RESEARCH-086の変装・未公開)
(左)6研究の最良候補ISとValの比較棒グラフ。R102のみValが正(+6.7pip)だが他は全て崩壊。(右)102テスト全体の結果分布:Bonferroni完全通過0件、FDRのみ通過1件、全不合格101件。
図1:(左)各研究の最良候補のIS/Val平均利益比較。R102 AsiaLondon C2のみVal期間でも+6.70pipを維持したが、Bonferroni補正0.0031に対しp=0.0037で僅差落ち。(右)102テスト全体の合格・不合格分布。出典:RESEARCH101〜106各棄却レポート(完全実測値)。

03支配的死因 — IS有意 → Val(2023-08以降)消滅

6研究の死因を横断分析すると、一つのパターンが繰り返し現れました。 IS期間(2020-01〜2023-07)では統計的に有意、またはそれに近い成績——しかしVal期間(2023-08〜2024)で崩壊または消滅。

R101の「H1乖離継続」はIS p=0.00006で逆方向に有意だったが2023年以降消滅。 R103のオプションカット効果はVal期間で方向が逆転。R105の+16pip D1モメンタムはVal崩壊。 唯一ValがISを上回ったR102さえ、クラスタ出現率が3.3%まで低下(IS 7.9%)しレジーム依存の懸念が残りました。

メタ発見(この全滅から生まれた知見)

「IS有意→Val消滅」という死因が6研究で繰り返されたことは、単なる「エッジなし」ではありませんでした。 これは当研究所のIS期間設計の問題でした。IS=2020年起点の固定分割では、 2023年以降に誕生した構造はISで死に、禁止⑦が自動処刑します。新レジームのエッジが原理的に発見不可能だったのです。 この全滅は 統計制度v2(Era選択制・2経路Gate)の直接の引き金になりました。

04R102が示した「ギリギリ棄却」の意味

102テスト中、最も惜しかったのはR102のAsiaLondon C2(アジアセッション特定形状 → GMT07:00 LONG)でした。 IS p=0.0037(Bonferroni閾値0.0031の僅差落ち)、ValがIS平均を上回る+6.70pip—— 見た目には「再現性あり」の結果です。

旧制度では棄却されました。しかし制度改革後のv2-1「Route B(再現経路)」では、 「ISでFDR通過 かつ ValでN≥15・同符号・p<0.05」を満たせば別経路でGate 3通過が認められます。 R102はv2制度下では再審査対象(Revival Officer候補)として記録されています。

ただし当時の棄却は正しいプロトコル適用でした。重要なのは、このギリギリ棄却を記録し、 制度改善後の再検証に活かせるよう保存しておくことです。

この全滅が変えたこと — 統計制度v2(2026-06-10改定)

v2-1 Gate 3への2経路制:IS Bonferroni通過(Route A)に加え、IS FDR通過 かつ Val独立再現(Route B)でもCertificate発行可。
v2-2 Era選択制:IS=2020年起点の固定分割を廃止。機序の事前理由付きでIS期間(Full/Modern)を選択可。
v2-5 仮説台帳:グローバル仮説台帳でファミリー単位累積テスト数を管理。曖昧な「3回以上の疑い」を廃止し台帳FDRへ。

05102回失敗したことの価値

この全滅は「時間の無駄」ではありませんでした。 「月曜キャリー再開以外の H1日中系エッジは2020-2024では存在しない(少なくともこの探索空間では)」という ネガティブな発見は、それ自体が非常に価値ある知識です。

さらに重要なのは、6研究・102テストが全てOOS 2025を封印したまま終わったことです。 もしOOSを開けていれば、一部のVal期間消滅候補が「OOSでたまたま復活した」可能性があり、 その場合は結果の解釈が汚染されていました。プロトコルの正直な適用が、この記録を信頼できるものにしています。

全滅から生き残ったもの

102回のNOが証明した「本物のYES」。

この探索空間で生き残ったのは、結局「月曜GMT01 JPYキャリー再開」ファミリーだけでした。 102の失敗がそのロジックの稀少性を確認しました。検証済みプロダクトの詳細はプロダクトページで。

検証条件: プラットフォーム=Python(MT5 Strategy Tester照合(トレード単位照合)はGate B未到達のため未実施)/対象=GBPJPY・EURJPY・USDJPY ほか(研究ごと異なる)/ 期間=IS 2020-01〜2023-07 / Val 2023-08〜2024-12 / OOS 2025は全研究で封印維持/多重検定補正=研究内Bonferroni(各研究事前登録テスト数で補正)。 掲載した数値はすべてPythonバックテストの実測値であり、MT5 Strategy Tester照合(トレード単位照合)・フォワードテストは実施していません。

免責: 本ページは検証プロセスと棄却記録の開示を目的とした研究ノートです。投資助言ではありません。 バックテスト結果は過去データに基づくものであり、将来の利益を保証するものではありません。FX取引には元本割れのリスクがあります。 図表はすべて実データ(検証レポート)からの再描画であり、生成AIによる作画は含みません。R103/104/105/106の近似値(〜p表記)は棄却レポートの記述から算出した推計値です。